日本にいる留学生、既卒の外国人の転職者を雇用(採用)する場合の内定から入社までの流れを説明します。
1.在留資格の確認
雇い入れる外国人の在留カードで、現在持っている在留資格を確認します。
すでに保持している在留資格と就業予定の仕事内容・職種に相違がある場合は、在留資格を就業する職種内容にマッチする在留資格に変更する手続きが必要です。
留学生の新卒採用、または特定活動ビザで既卒・就職活動中の外国人を採用する場合、「留学」あるいは「特定活動」の在留資格から、技能実習を除く就労可能な17種類のいずれかの在留資格へ変更する手続きが必要です。
2.雇用契約の締結
外国人労働者と労働条件についてよく話し合い、書面による雇用契約を締結します。
雇用契約書は日本語に加え、その外国人が理解できる母国語や英語などの標準的な言語で翻訳文を作成し、両方を本人に配布することが重要です。
3.就労ビザの申請
既に日本にいる外国人を、転職前と別職種で採用する場合、在留資格変更許可申請の手続きを行います。
また、日本に留学している外国人(「留学」の在留資格)を新卒で採用する場合も、同じく在留資格変更許可申請を行います。
既に日本にいる外国人で、転職前と同職種で採用する場合は、手続き不要です。
4.受け入れの準備
就労ビザを取得、勤務してもらうことが決まったら、借り上げ社宅の手配や教育訓練の準備など、必要に応じて受入の準備を整えます。
5.入社後の各種届出と登録
居住地が決定したら、市区町村役場での住民登録、転職の場合は、契約期間に関する届け出、就労資格証明書の交付申請、あるいは在留更新許可申請など、外国人本人が行うべき各種届出の指導を行います。
※外国人雇用には、人手不足の解消や技術の継承などメリットもありますが、同時に注意すべき点もあります。
(1)手続きが大変
(2)コミュニケーションをとるのが大変
(3)文化、風習の違いに戸惑う
外国人のどの程度の語学レベルが必要か明記する。
N1
N2
N3
N4
N5
ひらがな、カタカナ、日常生活で用いられる基本的な感じで書かれた定型的な語彙や文章を読んで理解できる。日常生活の中でよく会う人から、ゆっくり話される短い会話なら必要な情報を聞き取れる。