優秀なベトナム人材を採用するにはどうすればいいのでしょうか?日本における外国人労働者数は2020年現在166万人を超え、その中でもベトナム人材は急激な増加を見せています。ベトナム人材は日本における外国人労働者の約1/4を占め、いまや日本国内には40万人以上のベトナム人材が働いています。
ここでは、ベトナム人材採用のメリットや雇用時の注意点と、ベトナム人材への上手な指導方法などをまとめました。記事後半では、ベトナム人材が急激に増えているのはどのような背景があるのか、採用時の就労ビザなど手続き関連についてもご説明します。
ベトナム人材の日本での就労数は大きく増えている
厚生労働省ホームページ 2019年1月報道発表資料 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ 届出状況表一覧(令和元年10月末現在) より
厚生労働省の発表している「外国人雇用状況(令和元年10月末現在)」を見ると、ベトナム人材の日本での最新の就労者数は、平成27年以降中国に次いで5年連続で2位であり、対前年増減比だけ見れば過去5年間でもっとも急激な伸びを見せています。
ビザからわかるベトナム人材の活動内容
「外国人雇用状況(令和元年10月末現在)」の別表1からは、ベトナム人材が日本において、どの在留資格(ビザ)でどんな活動をしているかわかります。
厚生労働省ホームページ 2019年1月報道発表資料 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ 届出状況表一覧(令和元年10月末現在)より別表1
2020年現在、日本に長期滞在しているベトナム人材のおもな活動内容は以下となっています。
ベトナム人材が雇用されている産業は?
「外国人雇用状況(令和元年10月末現在)」の別表7からは、ベトナム人材がどの産業に多く従事しているかがわかります。
厚生労働省ホームページ 2019年1月報道発表資料 「外国人雇用状況」の届出状況まとめ 届出状況表一覧(令和元年10月末現在)より別表7
現時点で見れば「製造業、宿泊業、飲食サービス業、小売業、建設業」などで多くのベトナム人が雇用されている状況です。その多くは技能実習生や留学生の資格外活動(週28時間以内のアルバイト)と推定されます。