ベトナム人材は以下のような特徴があると言われています。うまく日本企業になじんで定着してくれれば、気質と能力の高さから大きな戦力となります。
◆まじめで仕事熱心、責任感が強い
- 仕事観は国によってさまざまです。中でもベトナムは、向上心が高く日本の企業に適した国民性といえます。
- 実際にベトナム人の採用や、面接をしたことのある企業のほとんどが、ベトナム人の誠実さや丁寧な受け答え、勤勉によく働く点を高く評価しています。
◆日本の生活に慣れている。
ご紹介させていただく人材は、現在、日本に住んでいる人材です、平均滞在年数は5年です。
日本での生活習慣になれていて、日本語も含めて日常生活に必要なスキルは習得済みです。
日本の企業での就労経験もあるため、仕事に慣れやすいです。
◆最速で1週間後から働けます。
基本的に、技術・国際業務・人文知識の在留資格を持っています。
所属会社をやめて、就職活動中の人材の場合、1週間程度で就労開始できます。
同業種での転職の場合、在留資格の更新の際も更新し易いです。
◆日本語だけではなく英語人材も豊富
ベトナムの公用語はベトナム語ですが、近年では外国語教育が充実しており、英語や日本語も話すことができる人材が多く輩出されています。特に日本語に関しては、ベトナム国内に多くの日本語学校があり日本の就業を目指さない方の間でも日本語を学びたいという需要は一定数あるようです。日本の大手塾なども近年ではベトナムに進出しており、日本語だけではなく他の学問の授業も行っているようです。
ベトナム人の大卒人材の採用の流れ
ベトナム人のエンジニアなどを採用するにはどうすればよいのでしょうか?ベトナム人大卒人材を採用するには大きく3種類の方法があります。
- 日本国内で新卒採用する
- 日本国内で中途採用する
- ベトナム現地で直接採用する
それぞれのやり方について見ていきましょう。
①日本国内でベトナム人の新卒採用する
日本国内にいるベトナム人の留学生は、文部科学省の発表した「外国人留学生在籍状況調査」及び「日本人の海外留学者数」等についてというページによると2020年4月2日時点で7万3389人となっています。これは対前年比1035人増であり、1位の中国(12万4436人)に次ぐ人数です。
日本国内にいる留学生を採用するには以下のようなやり方があります。
- 民間主催の留学生向けジョブフェア
- 新卒採用サービスの利用
- 大学や研究機関との連携
- 留学生支援機関等の紹介
- 経済産業局の就職説明会参加
- ハローワークや外国人雇用サービスセンターの利用
②日本国内でベトナム人の転職者を中途採用する
日本国内ですでに働いている外国人を採用することも可能ですが、気を付けなければいけないポイントがあります。
- 就労ビザ(在留資格)の期限は充分か?
- 就労ビザに認められた職務内容への転職か?
就労ビザ(在留資格)の変更は容易ではないため、これらのポイントをきちんとおさえ遵守しないと不法就労を助長したとみなされる可能性があります。
③ベトナム現地で海外直接採用する
ベトナム現地に赴いて優秀な大卒人材をリクルートする企業も増えています。日本国内で外国人留学生を採用したい企業が増えており、採用コストや競争率を考えると日本国内での採用に限界を感じる企業が増えているためです。
海外にいる外国人を採用するときには、日本の企業が作ってきた「雇用文化」がまったく共有されていないことを認識して、現地のルールや常識を学ぶことが必要となります。
また、外国人労働者を日本に呼び寄せる際には就労ビザ(就労が許可された在留資格のこと)取得が必要となります。就労ビザ取得には在留資格認定証明書と呼ばれる証明書が必要であり、これは入国の数か月前に手配を開始しなくてはなりません。
そもそも内定を出す前にも、その候補者が就労ビザを付与してもらえそうか事前調査が必要です。